
骨粗しょう症にどんな印象をお持ちでしょうか?
「年だから背中が曲がっても仕方がない」「自分は牛乳をしっかり飲んでるし、骨は丈夫」という話をよく聞きます。しかし、それは誤解です。
そもそも、人間の骨の量は20歳代でピークに達し、その後は徐々に減っていきます。骨の量が減ったことで、骨の質が悪くなり骨折しやすくなったり、身体を支えられず背骨が曲がってしまうのが骨粗しょう症です。
男性、女性、また若い世代にも骨粗しょう症になっている可能性はあります。
まずは自分の骨の状態を調べることが大切です。
骨粗しょう症は、糖尿病や高血圧症のように、薬を飲みながら長期間治療する必要がある病気です。薬で進行を遅らせることができます。
検査をご希望の場合は、お気軽に当院スタッフまでお申し付けください。
また1人でも多くの方に骨粗しょう症を知っていただきたいと思い、毎月「ほんじょう骨コツニュース」という広報誌を発行しております。
骨粗しょう症は、糖尿病や高血圧症のように、薬を飲みながらコツコツ治療する必要がある病気です。根気よく一緒に治療していきましょう。
FRAX(fracture risk assessment tool)はWHOが開発した「骨折リスク評価法」です。
FRAXは40歳以上の方を対象にしており、12の質問に答えるだけです。
この評価法を用いると、その人の今後12年間の骨折のリスク診断が可能になります。
この結果を参考に、当院では更に精密な検査(骨密度測定・血液検査)を実施し、治療が必要かどうかを正確に判断しています。
骨粗しょう症は、残念ながら他の検査に比べ受診率が少なく、多くは骨折してはじめて気付く恐い病気です。
FRAXで骨折リスクが高く出て心配な方は、是非一度、骨密度の測定を行ってみてください。